愛犬の運動はいろいろありますが、アジリティーほど楽しいものはありません。アジリティーにおいて、犬はジャンプ、シーソー、トンネル、ポールの扱い方を学び、飼い主は犬に指示を出すハンドリングのスキルを学びます。アジリティーはとても楽しく、やりがいのあるスポーツなので、体験会やスクールへの参加者が増えており、急速に拡大しています。アジリティーは、飼い主と犬にとって最高のスポーツと言えるかもしれません。アジリティーは、身体的なスキル、スピード、競争力、そして集中力を駆使して犬と人が一緒に行えるスポーツです。タイムを競う競技であるため、犬は周りを気にすることなく、コースに集中できます。また、ハンドラーも常に一緒にコースに出るため、できる限りミスなく愛犬にコースを完走させるために、犬と同様に集中力が必要になります。
アジリティーは誰にでもはじめやすいスポーツ
アジリティーはとても身近で、犬も人間も夢中になってしまうスポーツであることから、この競技は飛躍的に発展しました。ポールメーカーであり、Way to Weaveを開発したエース・ラッセル氏も、アジリティーという競技が、魅力的なスポーツであることを明言しています。彼は何年にもわたってドッグショーに参加していましたが、アジリティーに出会って後は、このスポーツの虜になってしまいまいた。「アジリティーの良いところは、簡単に参加できることです」とラッセル氏は言います。「時間とお金をかけるかどうかは、競技者の情熱次第です」。
アジリティーのはじめ方
週に1回、数ヶ月間レッスンに参加するだけで、どんな犬でもこのスポーツに参加できるようになるとラッセル氏は言います。アジリティーをはじめるには、全国各地で行われている競技会やクラブを利用するのも良いでしょう。これらで行われるトレーニングは、初心者にとってはスポーツ入門として適していて、愛犬とあなたのチームワークは短期間で劇的にレベルアップします。専門家が教えるトレーニングスクールでは、パフォーマンスのレベルに応じて設計され、少人数のセッションも行われています。
スクールによっては一定の年齢以上でなければ参加できない場合もありますが、ほとんどのスクールでは参加する犬の基準はなく、どんな犬種でもアジリティーで活躍することができます。スクールを探す際には、アジリティー参加者からおすすめを聞いてみると良いでしょう。評判の良いトレーナーを見つけたら、そのスクールが安全か、認可された器具を使用しているかについても確認してください。愛犬が18か月齢未満の場合は、身体への負担を考慮してハイジャンプやスラロームは避けたほうが良いでしょう。またスクールでは、予防接種済みであることを確認されますので、証明書を提示できるようにしておきましょう。
アジリティースクールによっては、フライボール、ノーズワーク、ハイキングなどのアクティビティを提供しているところもあり、犬もオーナーも楽しめるようになっています。私は最近、自分の犬のためにいくつかの障害物を自宅に設置し、チャレンジしてみたのですが、すぐにアジリティーの虜になってしまいました。おそらく近いうちに、スクールに参加することになると思います。
トレーシー・デワースト博士