愛犬の健康と高い運動能力を維持するためには、ボディ コンディションを常にチェックしてあげる必要があります。活動内容や活動時間、その強度に見合った最適な体重を維持できているかチェックしてみましょう。

ボディコンディションの評価方法

ボディコンディションを評価する際は、犬の胸郭(胸の横)の両脇に手を当て、手のひらを胸骨に向かってゆっくりおろしてチェックします。

ボディコンディションにおける主な指標

  • 肋骨が骨張っている場合は、痩せすぎの可能性があります。
  • 肋骨の一本一本を感じることができ、横から見てお腹のくびれが見える場合は、適正体重です。
  • 肋骨が簡単に感じられず、お腹のくびれがない場合は、太り気味のサインですので減量が必要です。

愛犬がなぜ太り気味になるのでしょう?

簡単にいえば、消費よりも摂取カロリーのほうが多いということが考えられます。特に高いパフォーマンスを必要とする犬は、競技中や仕事量が多いときにはカロリーを多く消費し、活動量が少なくなるとカロリー消費量も少なくなるので、給与量を調整する必要があります。

食事管理の重要性

愛犬の活動レベルに応じた適切な体重になっていないと分かったら、食事を見直すことが愛犬の健康につながる第一歩です。運動能力の高い犬のオフシーズンの食事管理には、1日の給与量や回数を調整したり、エネルギー密度(カロリー)の低い製品に切り替えることで管理します。製品や給与量について詳しい情報が必要な場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。